【真似するな】超突貫工事で論文を書いた話

日常

タイトルの通りで、12月に開催される学会のために予稿を書いたのですが、そのスケジュールがバカタレだったので、どのような動きで提出にまでこぎつけたかと、反省を書いておきます。

同じような状況の人には役に立つかもしれません。

そのような状況は作らないでください……

事の発端

現在私は大学3年生なのですが、就活に関して不安がありました。プライベートでの活動の話はできても、大学での活動を話す時に強みになりそうなことがなかったのです。

理系大学生が面接で話せるネタは活動したこと(成果物)が一般的だと思うのですが、マジで無い……と言うふうになったので、夏休みあたりから学会発表やイベント出展を考え始めました。

まずは教授に相談してみた

私の大学では、2年生から担当教諭がつく神システムだったので、気軽に相談できる環境がありました。

とりあえず学会発表のの字もなかったので、「今年出られそうな学会発表はありますか?」と聞いてみたら、いくつか候補を提示してくれました。ここがほんとに助かった。(しかも学会発表の探し方まで教えてくれた……!)

その候補の中でも私の活動に合致しているのが、12月に福岡で開催される「HCGシンポジウム」でした。

この時点で9月末でした。

衝撃の事実が発覚

流石に口頭発表は荷が重かったので、ポスター発表を選択したのですが、それでも大変なものは大変です。

簡単ではありますが、ここにポスター発表で必要なものを羅列しておきます。

  • 予稿(論文)
  • ポスター
  • やる気
  • 事前知識
  • 移動や宿泊の予約
  • お金

下の方に行くに連れて重要度は下がっていくものと考えて頂いて構いません。

論文を書かないと出展できないので、論文を書くのですが、なんと期限が10月25日だったのですw
もう3週間しかないやんけ、となったわけですねw(笑えない)

まぁ落ち着こう

焦っても仕方がないので、まずはやるべきことリストを作るところから始めました。手順をこなすときはリスト化が大事です。

  • 章立て
  • 参考文献を探す
  • 各章の話すネタを考える
  • ネタから文章を作る
  • 図を用意する
  • 全体を整える

活動自体はあったので、それをまとめてあげれば論文は書ける状態だと知り、あとは作業をしていくだけだな~と思っていたのですが、それが大きな間違いでした。

論文を執筆する

躓きポイントが多いので、各項目に分けて私が経験したことと、一般論の両方を書いていきたいと思います。

章立て

その名の通り、どのようなトピックで会話を内容を進めるかを決める大事なところです。

「背景と目的」「課題解決方法」「まとめ」「参考文献」あたりはほぼほぼマストで、それ以外は自分で考えていくことになると思います。

私は活動こそしていたものの、具体的な数値データを持っていなかったので、少し章立てには苦戦しました。

参考文献探し

これは人によって難易度が変わってくると思います。多く取り扱われている分野だとそれだけ参考文献も多くなります。また、普段から自分の専攻する分野の論文を読んでいる場合は更に早く楽になります。

私はどちらの項目も当てはまらないので、探すのにも時間が掛かりまし。結果的に参考文献を多く引くことができませんでした。ここは反省点ですね。

内容を書く

ここも研究内容で全く異なる内容になると思いますが、一番書きやすい部分だと思います。紙面の枚数制限に気をつけて、たくさん書いていきましょう。

私も2ページ想定で書きましたが、3ページになりました。

図を用意する

初見で内容が分かるような図を作成するのは非常に難しいです。ほかの人に図だけ見せて、何を論じたいのかを分かってもらえたら完璧です。

あと教授から言われたのは、「1枚目に図が入るように調整してくれ」でしたね。印象がガラッと変わるのでこれは非常にためになりました。

全体を整える

あれです、「いい感じにして~」と言われて一番悩むやつです。

まちがいだらけの文書から卒業しよう-基本はここだ!- 工学系卒論の書き方 | コロナ社
本書は,工学系の大学・高専の学生がわかりやすく論理的な文章を書くための論文作成ガイドブックである。よい例,悪い例,改善例を示し,学生が陥りやすいポイントや技術文書特有の表現などを指摘する。卒論指導をする教員にも最適。

私はこれを参考にしました。

反省点

様々あるのですが、私が気になった部分をかいつまんでお話しします。

普段から論文を読む

一番重要かもしれないです。数本/週とまではいいませんが、読んでおくのは重要だと感じました。

もちろん自分の研究領域の論文を読むのはするべきですが、それだけでなく論文特有の言い回しや語彙を身につけるためにも必要です。

おそらく論文づくりが難航したのは、論文を書く上での語彙が足りなかったのが原因かなと感じています。

特に「言い回し」と「~をした」という表現はかなり修正をしました🙄

他の人の目を入れる

今回の論文は査読なしだったので、担当教諭のみの確認でした。質の良い論文を書くためには多くの目が入ったほうがいいと思います。

特に何度も読んでいると、脳内で文章を自動補正してしまうようになるので、事前知識が無い人が読むと「?」となる文章を書いてしまいがちになります。

そういった意味でも、いろいろな人に見てもらい、初見でも理解できる内容か評価してもらうことが大切かと。

進行の確認・ペース配分は綿密に

トンデモ進行をする人もしない人も、日程管理はしっかりしましょう(戒め)

そして、定期的に教授に状況を伝えることも忘れずに。報連相があなたの論文を救います。

まとめ

以上が突貫工事で論文を書いた話でした。ちなみに、提出できたのは提出締め切り日の22時前でした。あと2時間しかねぇやw

今回はポスター発表のために論文を書きましたが、将来的には口頭発表を見据えないといけないんですかねぇ……つらみ

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